請負業者はよく、仕事を完璧に仕上げなければならないと言います。しかし、マサチューセッツ州ケープコッドにあるサンドウィッチ高校の陸上競技用トラックの工事で求められた完璧さは、T.L. Edwardsのチームにとって今までにないレベルでした。これを成し遂げるために、Cat® ConnectのGradeテクノロジが役に立ちました。
どんな陸上競技用トラックのプロジェクトにも、かなりの正確性が求められます。しかし、T.L. Edwardsが行った舗装工事は通常のトラックの建設にとどまりませんでした。この学校の1974年の卒業生で同時多発テロ事件の際にペンタゴンで亡くなったCaptain Gerald F. DeContoを始めとする、戦没軍人を称える記念碑の基礎の舗装も担当したのです。DeContoの家族、友人達、サンドウィッチのコミュニティが、彼を称えるため、ここに新たにトラックとフットボール場を建設することを決めたのでした。
このプロジェクトでは、道路の舗装に際し、排水のための0.75 %のクロススロープ設置の指定があり、その誤差は最大12 mm(0.4 in)までとされていました。このように厳しい許容誤差を考慮して、この会社は自社のフィニッシャへのCat Grade and Slopeシステムの採用を決めました。
「新しいテクノロジを活用することに不安はありませんでした。Caterpillarは完璧な状態で製品を世に送り出しています」とT.L. EdwardsのEquipmentマネージャーであるRob Edwards氏は言います。「うまくいくことは分かっていますから。」
正確性は非常に重要です。トラックの直線部の勾配を0.5 %から始め、残り3箇所のコーナーで0.75 %になるようにしました。Grade and Slopeシステムを使って、先に配置、検査したコンクリートドレーンの勾配を読み取りました。そして、T.L. Edwardsのチームメンバーが、スクリードからの結果を慎重に監視しつつ、水準器を使って正確性を再度確認しました。
「スクリードの両側にオペレータがいて、反対側の人が見ているものがお互いに見えるこの方法を私たちは気に入っています」とEdwards氏は言います。「システムは正確ですが、念には念を入れて行います。」
両側のフィニッシャにCat Grade and Slopeシステムを使用することで、勾配および標高基準の丁張りが必要なくなり、一回で正確な作業が可能となります。T.L. Edwardsが見積もった資材量は100 %正確で、プロジェクトの手直しはゼロでした。
つまり、完璧だったのです。