Cat Payloadですべてのオペレータのパフォーマンスが改善
Bob Jacquier氏は、コネチカット州にあるLaurelbrook Natural Resourcesで、140万m2の砂利採掘場の作業管理を担っています。採掘場は2年前に彼の家族が購入したものですが、以前のオーナーは90年以上に渡りそこで砂と砂利を生産してきました。所有者が変わったことを機に、将来を見据えて機械とテクノロジに投資するには最適な時期だと判断しました。Jacquiers氏はすでに、家族が経営する酪農業でCat® 製品を使用しており、そこに、Cat PayloadとCat Connectテクノロジを備えた新しいCat 972Mを追加しました。
「972Mが当社の主力の出荷積込み用車両です」とJacquier氏は説明します。「972Mを砂や砂利をお客様のトラックに積み込むのに使用しています。1日でだいたい60~75台に積み込みます。」
トラックへの積込みが早ければ早いほど良いとJacquier氏は言います。それは、各お客様へのサービスに加え、待ち時間が短いことがLaurelbrookの差別化につながり、会社の利益を守ることになるからです。
Cat® Payloadにより機械オペレータのパフォーマンスが改善
Laurelbrookで972Mを操縦するJohn O’Connor氏は、テクノロジが時間節約に大いに役立っていると語ります。彼のお気に入りは、リアルタイムで積載重量を計測し、それをキャブのモニタに表示する車載システムCat Payloadです。
「1回目で正確な積込みができました。積込みすぎで資材を切り落としたりすることがないので、時間とコストを節約できます。」
「毎回、正確な質量の資材が得られます」とLaurelbrookの別のオペレータ、Dalton Jacquier氏が付け加えます。「お客様のトラックを満たし、送り出すだけです。」
Bob Jacquier氏は次のようにまとめます。「うちのオペレータはもう感覚だけに頼る仕事はしません。お客様は最も効率の良い量を積んでお帰りになっているはずです。 」
テクノロジによるさらなる節約
Laurelbrookのチームは、機械オペレータのパフォーマンスを改善する972Mの他のテクノロジについても指摘します。
「私はリターントゥディグ機能を気に入っています」と話すO’Connor氏。「これによって作業を早いペースで完了することができ、その分、トラックの入れ替わりも早くなります。ライドコントロールシステムも仕事を楽にしてくれます。以前の車両では一日中揺れていましたが、それがなくなりました。一日の終りは、午前7時に現場に到着したときと変わらず元気で清々しい気分です。」
Dalton Jacquier氏は972Mのジョイスティックテクノロジを気に入っています。というのも、これを使えば"一日中背中を丸めながらハンドルを握る必要がない"からです。彼はまた、自動ダンプ高さおよびバケット水平化機能も気に入っています。ロックアップクラッチトルクコンバータについては、これがあることで"他のローダとは異なり、くぼみも丘も物ともせず進むことができる"と言います。
Cat Linkも効率化に貢献
Laurelbrookの管理者は機械オペレータのパフォーマンスを更に改善するため、Cat Product Link™(Catプロダクトリンク)で得られたテレマティクスデータを活用しています。この情報は、VisionLink®(ビジョンリンク)アプリを備えたデバイスを使用して、いつでもどこでも見て分析することができます。
「本当に優れたツールです」とBob Jacquier氏は語ります。「アイドリング時間と燃料消費を把握できると、車両の稼動状況をより詳しく理解できます。それで、アイドリング時間が多すぎたり、性能に関する何らかの問題があった場合、オペレータに話し、対処を始めることができます。」
データから、オペレータのパフォーマンスに影響を与える外部要因が明らかになることもあります。彼は次のように付け加えます。「問題を把握して、その理由を探し出す努力をします。私たちの場合、資材置き場の場所を変えることで、作業が速くなり、燃料消費も削減できることが分かりました。」
会社がCat Link(Catリンク)テクノロジを活用し始めてから、非稼働時間は驚くほど減少し、燃料効率は23 %向上したと話すBob Jacquier氏。
「燃料費は経費の多くを占める部分です。だから、燃料効率の向上は収益にすぐ表れます。」
「大きな要因がひとつあるわけではない。」
Laurelbrook Natural Resourcesは、2015年にその事業を買収してから、売上を倍近くまで伸ばしました。Bob Jacquier氏は、会社の成功には多くの要因が貢献していると考えています。
「大きな要因がひとつあるわけではありません。高いパフォーマンスを発揮するオペレータ、燃料効率の向上、現場を迅速かつ安全に移動する能力、1回目でトラックに積み込める能力など、多くの要因が貢献しているのです。優れたテクノロジによって実現するこれらすべてが相まって、成功がもたらされたのです。」