ゼロ目標達成には文化の変革が必要
Colas USAは、安全意識を高めるため、安全性への取組み"ゼロ目標"を掲げました。このインフラ工事の会社は、国内に7つの事業部を持ち、6,000人の従業員を抱えています。事故、怪我ともゼロを達成したいと考えたこの会社は、Cat Connectセーフティサービスを活用し、その目標に向け大きな進化を遂げています。
Colas USAの取組みは、2014年、経営陣の参加を促す上層部会議と、改善に向けた基準を設定するための安全認識調査を行うことから始まりました。そして、全米の継続的改善チームが、現場ごとの優先事項(安全オリエンテーションから日々の意見交換まで)を確認し、その他の従業員から同意を取り付ける活動を行いました。
「私たちは、安全文化をトップダウンとボトムアップの両方向で浸透させています。すべての社員に判断が委ねられています。」
「私たちは、安全文化をトップダウンとボトムアップの両方向で浸透させています」と社長兼CEOのJean Vidal氏は話します。「すべての社員に判断が委ねられています。ただの従業員としてではなく、ある意味経営的な視点に立ち、明確な目的を持って努力しています。」
怪我が年々減少
このプロセスはうまくいっています。Colas USAの負傷率は2014年を迎える前、業界の平均である約4.0に到達しました。そして、それ以来毎年下がり、2015年には3.2、2016年には2.8に減少しました。同社は2017年には2.0を下回ることを目指しています。
最近行われたばかりの第2回目の安全認識調査では、大きな改善がなされたものの、会社のリーダーたちはまだ行うべきことがあると考えていることが分かりました。
「一度始めたら、長期間にわたる取組みになります」とVidal氏は語ります。「半年とか1年とかいう短い期間ではなく、一貫して行う必要があります。何年も続ける会社の姿勢を見て、従業員は信用するのです。」