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新型のCat® C13Bエンジン、コンパクトな軽量設計ながら高い出力を発揮し、エンジンプラットフォームの小型化を実現

北米、ヨーロッパ、ユーラシア、アジア向けリリース: 2018年12月 
リリース番号: 581PR18

新型のCat® C13Bは、ダンプ車両の現場試験で1億900万時間超を達成した、定評ある信頼性に優れたコアエンジンを設計改良して採用しており、お客様に価値を生み出します。このエンジンにより、エンジンプラットフォームの小型化、設置コストの削減、アップタイムの大幅な改善が実現します。12.5 Lエンジンは特許取得済みの非EGRアフタートリートメントシステムを搭載し、EU Stage Vおよび米国EPA Tier 4 Final排出ガス基準に適合しています。また、340 kW(456 hp)~430 kW(577 hp)の幅広い定格出力と最大2,634 Nm(1,943 lb-ft)のトルクに対応します。

新型のC13Bエンジンの登場により、業界最大の産業用エンジンポートフォリオがさらに拡張されました。最大34 kW/L(46 hp/L)の高出力を備えたこのエンジンは、性能や信頼性を損なうことなく小型化に成功しており、従来比で32 %軽量ながら、15 Lクラスの出力を発揮します。

新型エンジンは、各速度段で最高の出力を発揮するため、各OEMの用途に応じた機械性能の最適化が可能になります。さらに、高トルクライズを発揮し、優れた負荷受容を実現します。

7.2~18 Lエンジンの研究開発担当の製品ディレクターJeff Mooreは、「定評ある信頼性に優れたコアエンジンと、全業界セクターでの豊富な経験が取り込まれたC13Bは、さらに高性能かつ設置が容易で、オペレーティングコストを削減するエンジンの開発に向けた当社の継続的な取組みを示すものです。」とコメントしています。 

新しいアフタートリートメントシステムには、ディーゼル酸化触媒(DOC、Diesel Oxidation Catalyst)と高効率の選択式触媒還元(SCR、Selective Catalytic Reduction)テクノロジが採用されており、排気ガスの再循環は不要です。Caterpillar社の特許取得済みの設計テクノロジにより、従来の同等機比で63 %の軽量化、65 %の小型化を遂げたコンパクトな軽量システムが実現しました。一体型の窒素酸化物センサなどを装備し、カスタマインターフェイス接続を50 %低減して、コンポーネントのパッケージングと統合要件を最適化しています。アフタートリートメントの再生処理はオペレータが明確に把握でき、機械性能に影響を与えず、アップタイムを最大限まで改善します。

C13Bには幅広い工場取付けオプションを取り揃えており、完全に構成可能です。幅広いトランスミッションインターフェイス、回転電機などの機械インターフェイスからお選びいただけます。C13Bでは、エンジン取付け式のアフタートリートメントシステムや工場取付けのラジエータを利用可能で、プラグアンドプレイ型のソリューションにより、機械設計、検証、設置にかかるコストを最低限に抑えています。各オプションは、テキサス州セガン工場の定評あるカスタム製造システムで製造されており、高い製造品質レベルを維持しています。

"Caterpillar社は、すべてのお客様が設計、製造、検証のリソースを同じ規模で用意できるわけではないことを理解している"と、Mooreは指摘します。"そのため、Caterpillar社はOEMの各種要件に対応できるよう製品を柔軟に設計して、設置コストを低く抑えています。"

Cat C13Bエンジンは、10,000時間超の連続稼動と長い耐用年数が求められる建設、農業、工業などの用途に最適で、高い性能を発揮しながら、オペレーティングコストとメンテナンスコストを削減します。高効率の選択式触媒還元を採用し、EGRを排除したため、最大6 %燃料消費量を低減して、燃料/尿素水総消費量を中立に維持することが可能になりました。リモート取付け式の燃料/オイルフィルタ、右側/左側の燃料/尿素水レベルゲージなどの工場取付けオプションを利用すると、サービス性がさらに向上します。通常の運転条件ではサービス間隔が標準で500時間、DPFアッシュサービス間隔は最長5,000時間と、メンテナンスコストも低く抑えます。

世界クラスのグローバルなCatディーラネットワークによる製品サポートを通じて、C13Bエンジンを最高の効率で稼動いただけます。Catディーラは、Cat純正部品、ならびにS∙O∙SSMサンプリングによる定期メンテナンス、カスタマサポート契約(CSA、Customer Support Agreement)、延長保証サービス契約(ESC、Extended Service Coverage)などの幅広いサービスを通じて、エンジン耐用年数の最適化とオペレーティングコストの削減をお手伝いします。さらに、ディーラのサービス技術者は、Cat産業用エンジンラインアップのすべてについて整備訓練を受けています。

新型のC13Bエンジンは、ラボと現場で厳しいテストを通過しており、優れた耐久性と信頼性を確実に実現します。C13Bは、パイロットプログラム完了後、2019年に量産体制に入る予定です。

 

C13B Engine Specifications

シリンダ数

6

 

内径

130 mm(5.1 in)

 

行程

157 mm(6.2 in)

 

排気量

12.5 L(762.8 in3

 

最大出力

430 kW(577 hp)

 

最大トルク

2,634 Nm(1,943 ft-lb)

 

排出ガス基準適合

EU Stage V、米国EPA Tier 4 Final、オフロード法2014年規制、韓国Tier 4 Final

 

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