新しいCat® 815メンテナンスコストにおける先進技術により、生産性が向上するとともに、新しい設計によってメンテナンスコストが削減されます

全世界向けリリース: 2021年4月
リリース番号: 262PR21

新しいCat^® 815ソイルコンパクタは、技術アップグレードを採用し、生産性および効率を向上できるようにしているため、規模の大きな土木工事プロジェクトで短時間でより広い範囲を締固めできます。新しい機械設計と新設計のサービスのグループ化を組み合わせてメンテナンスコストを最大9 %削減します。輸送時の高さ全体を低減するためにキャブルーフからすべてのコンポーネントを移動しています。この再設計されたオペレータキャブでは、ステアリングと空調制御がアップグレードされ快適性が向上されています。

CAT 815は、39 in（991 mm）の幅広の鋼製ドラムで、高速、高品質な土壌締固めを実現するよう設計されています。ドラム設計には、高い接地圧と締固め、優れたトラクション、滑らかな乗り心地を実現するタンピング式チップのシェブロンパターンがあります。対称チップパターンにより、前進または後進で均一な締固めを行うことができ、また、特殊なタンパ設計により、マテリアルの荒れを低減できます。調整式クリーナバーにより、どの転動方向でもマテリアルが残らず、締固め効率を最大化できます。

生産性を向上するテクノロジ

新しい815ソイルコンパクタでは、工場装着のCAT Compact GPSマッピングの採用により、締固め領域への視界と切崩し/埋戻しデータを確保できます。これらの新しいテクノロジを使用すると、815では、燃料ややり直しに関連するコストを節約しながら、速く、均一に、少ない通過回数で締固め目標を満たせるようになります。

マシンドライブパワー（MDP、Machine Drive Power）を搭載したCat締固めコントロールによる締固めの進捗情報をオペレータに提供します。このエネルギーベースの測定システムは、締固めと転がり抵抗を関連付けることで、土壌の固さを示して効率を高めます。 重要情報管理システム（VIMS、Vital Information Management System）で得られるリアルタイムの機械性能と運転データは、キャブ内の大型3Gタッチスクリーンディスプレイで簡単に監視できます。VisionLink^®インターフェイス経由でオンラインでアクセスできるので、CAT Linkテクノロジを使用して機械位置、時間数、燃料消費量、アイドル時間、イベント、診断コードなどの運転データを取得して、機械管理の効率を向上させます。

オペレータの生産性を向上

コンパクタの新設計のキャブは、高い快適性と使いやすいコントロールを備え、オペレータの生産性を向上します。シングルCAT STIC™システムがアップグレードされたことでサイクルの短縮と高速化が可能になり、オペレータの疲労を低減し効率を向上させます。STICシステムでは、ステアリング、ギヤ選択などの機能が1つのレバーに組み込まれています。新しい815の操縦に必要なのは左右のわずかな入力のみで、ギヤチェンジは指先操作でたやすくコントロールされます。

キャブはアイソレーションマウントで、革張りの新しいプレミアムプラスシート、強制冷暖房システム、2ウェイ大腿部アジャストメント、パワーランバとバックボルスタアジャストメント、ダイナミックエンドダンプニングが備わっており、終日快適に作業できます。可倒式アームレストは、キャブへの乗降をさらに容易にします。

キャブは加圧式のため粉塵の侵入を防ぎ、自動空調制御システムでオペレータの望む温度設定を維持します。密閉式の設計により騒音レベルが低減され、オペレータの快適性が向上します。標準装備のリアビューカメラは、キャブ内ディスプレイで簡単に利用できるので、後進の締固め時にオペレータの視界が広くなります。

最大9 %のメンテナンスコストの削減

新しい815ソイルコンパクタは改良されたエアフロー技術を採用し、クリーニングとメンテナンスを削減します。新しいラジアルエアフィルタは以前の設計の3倍の耐用年数を実現し、エアフローが詰まった場合、電子エアインレット詰まりインジケータによりオペレータにアラートが通知されます。

コンパクタの電子装置ベイは、改良されたキャブ内に配置されているので、空調機能を備えた環境で容易に整備作業を向上させます。冷却水、トランスミッションオイル、油圧システム用のサイトゲージにより、汚染のリスクを低減しながらすばやく点検することができます。作動油、燃料クーラ、コンデンサの集中サービスポイントと、1箇所にまとめられたグリース給脂ポイントにより、メンテナンス時間を最小化できます。非常停止、バッテリディスコネクト、ジャンプスタートには、すばやく簡単に地上からアクセスできます。

ヘビーデューティメイン構造は再利用を想定して製造されており、複数のライフサイクルで使用できるため、新しい815の所有総コストを削減します。熱処理と直接硬化処理が施された調整式クリーナバーチップは、オペレーティングコストの削減とともに、摩耗寿命の向上を実現します。高い耐久性のタンピング式チップは、長い耐用年数を実現し、交換可能です。

定評ある滑らかなパワー

新型のCAT 815ソイルコンパクタは、最大限の燃費、信頼性の高い性能、および出力密度の向上を実現する、現場で実証済みのCAT C7.1エンジンを搭載しています。現地の排出ガス基準に適合するように、米国EPA Tier 4 Final/EU Stage VとTier 3/Stage IIIA相当の2種類のエンジンパッケージオプションをご利用いただけます。エンジンおよび電気システムの自動シャットダウンコントロールは、不必要なアイドリングを削減して燃料消費量を低減します。

アドバンストプロダクティビティエレクトロニックコントロールシステム（APECS、Advanced Productivity Electronic Control System）トランスミッションコントロールにより、シフト性能が向上して登坂路での駆動力が高まるとともに、シフトポイント間でその駆動力を維持して燃料を節約できます。

新しいCAT 815ソイルコンパクタの詳細については、Catディーラにお問い合わせいただくか、https://www.cat.comをご覧ください。

815ソイルコンパクタ製品仕様

表示されている定格出力は、エンジンにエアインテイクシステム、排気システム、およびオルタネータが装備され、ファンが最低速度で回転している場合に、フライホイール部で得られる出力です。

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