日本リリース向け: 2020年2月
リリース番号: 219PR20
CAT® 352 UHD高所解体仕様油圧ショベルは、マルチプロセッサ、グラップル、シャー、後付けブーム付き油圧ブレーカなど、さまざまなCAT解体用アタッチメントを使用して、高層構造物の困難な解体作業に対処できるように設計されています。UHDフロントは、低所解体用途および土木工事用途のために、ブーム位置をストレートまたは屈曲(後付け)に切り替えることができます。この切替えは、通常、特別なツールが必要なく、2人で作業した場合、約15分間で完了します。352 UHDは、可変ゲージ足回り(油圧作動式)とCAT Active Stability Monitoring Systemを備えており、ワークツールの位置が安全に作業できる範囲内であることをオペレータに継続的に通知し、安定限界に近づいたら警告します。
作業パラメータ
UHDコンフィギュレーションの352 UHDは、8,150ポンド(3.7トン)のツールを使用して作業する場合、ワークツールアタッチメントピンに対する垂直高さ91.8 ft(28 m)および水平リーチ51 ft(15.8 m)を実現します。この十分な仕様により、352 UHDは、電気油圧式コントロールシステムを活用して、8階または9階建ての構造物を迅速に解体できます。足回りゲージは、作業時に最適な安定性を発揮するために13 ft(4,000 mm)となっており、24 in(600 mm)のトラックシューを使用した輸送時には10 ft(3,000 mm)となります。
後付けストレートブームコンフィギュレーションの352 UHDは、29.75 ft(9.1 m)の後付けブームを使用し、9.4 ft(2.9 m)または11 ft(3.35 m)の後付けアームを選択できます。352 UHDは、長いアームと4.0立方ヤード(3.08 m3)のバケットを装備しており、掘削深さは21.8 ft(6,670 mm)で、最大床面掘削半径は38.92 ft(11,880 mm)です。
352モデルでは、EU Stage V/米国EPA Tier 4 Final排出ガス基準に適合した、定格408馬力(304 kW)のCAT C13エンジンを使用しています。この機械の3つのパワーモードを使用すると、オペレータは作業に合わせて車両性能を選択できます。さらに、高効率の新しい油圧リバースファンで、エンジンをオンデマンド冷却し、燃料消費量を削減できます。
後付けブームを使用する場合、この機械では、2Dグレードコントロールシステムを備えたCAT GRADE、スイングeフェンス、CAT Payload車載積載質量計量システムを使用できます。PayloadシステムをVisionLink®(オンラインテレマティクスインターフェイス)と併用すると、機械のProduct Link™(テレマティクスシステム)を介して生産目標をリモート管理することができます。
オペレータの安全性と快適性
CAT解体作業用キャブには、落下物保護構造(FOGS、Falling Objects Guard Structure)が装備されており、衝撃定格P5Aのフロントおよびルーフ用ラミネートガラスが使用されています。キャブは、30度チルトアップできるため、ワークツールに対する最適な視界が得られ、生産性が向上し、オペレータにとって快適な作業姿勢を確保できます。キャブフロントウィンドウとルーフガラスには、一体型のパラレルワイパが装備され、ウォッシャスプレーと3段階の間欠設定を使用できます。冷暖房付きプレミアムシートが標準装備されています。リアビューおよび右側サイドビュー用の標準カメラからの鮮明な画像をモニタに表示できます。
キャブへの出入りが容易になるように左コンソールをチルトアップできます。また、先進的なビスカスマウントにより、キャブの振動が従来の油圧ショベルモデルに比べて最大50 %削減されており、コントロールへのアクセスが容易です。UHDモデルは、ワークツールカメラを装備できます。このカメラは、Catディーラがキットを使用して取り付けます。標準無線には、USBポートとBluetoothテクノロジが搭載されており、個人用機器を接続したり、ハンズフリー通話を行ったりすることができます。
キャブでは、各ジョイスティックボタンにパワーモード、応答、パターンなどを設定でき、これらの設定は適切なオペレータIDを使用して呼び出すことができます。自動作動油加熱機能により、システムをすぐに作動温度に上昇させることができるため、コンポーネントの寿命を延ばすことができます。10 in(254 mm)の高解像度タッチスクリーンモニタにより、操作やメンテナンスに関するチュートリアルを利用しながら、素早くナビゲーションできます。
簡単になったメンテナンス
整備間隔が長くなり、メンテナンスコストを削減できます。作動油の点検と燃料系統からの水の排出を地上から行えるため、定期整備の時間を短縮できます。フィルタ寿命とメンテナンス間隔は、キャブ内のモニタから追跡できます。すべての燃料フィルタは1,000時間で同時に交換でき、オイルフィルタおよび燃料フィルタは容易にアクセスできるように機械の右側にまとめられています。プレクリーナ付きエンジンエアインテイクフィルタは、従来のフィルタに比べ2倍の粉塵保持能力があります。作動油フィルタは、ろ過性能が向上しており、フィルタを3,000時間の間隔で交換した場合、逆止弁によりオイルを清浄に保つことができます。オイルサンプリングポートがあるため、メンテナンスが容易で、分析用の液体サンプルを簡単に抽出できます。
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