Cat® 826Kランドフィル・コンパクタの設計は、オペレータの安全性と利便性、燃料効率、性能、長期にわたる耐久性が特長

世界リリース向け: 2014年8月
リリース番号: 195PR14

Cat® 826ランドフィル・コンパクタは1978年の発売以来、この過酷な用途に対する設計標準となっています。その後、Kシリーズの導入により、オペレータの快適性と安全性、簡単な操作、耐久性、信頼性、低コスト、生産性の面で、設計がさらに進化しました。Cat C15 ACERT™エンジンには、U.S.EPA Tier 4 Final/EU Stage IV排出ガス基準またはU.S.EPA Tier 3/EU Stage IIIAと同等の排出ガス基準に適合した2つのオプションがあります。C15 ACERTエンジンは正味405馬力(302 kW)を826Kのドライブ・トレーンに供給し、前進2速/後進2速プラネタリ式パワーシフト・トランスミッション、ロックアップ・トルク・コンバータ、ヘビーデューティ・プラネタリ・アクスルを採用して、3種類の新しいホイール&チップ・コンフィギュレーションに対応します。運転質量90,207ポンド(40,917 kg)と、何度リビルドしても頑丈さを維持できる重量構造により、826Kは堅牢な耐久性を実現しています。

燃料節約性能を発揮するために、826KにはEcoモードが装備されています。Ecoモードを選択すると、エンジン・スピードが制限され、最大トルクが不要な際には、オートシフト・モードで機械を操作できるようになります。オペレータに便利な機能として、左ペダルがブレーキ、トランスミッション・ニュートラライザ、エンジン・デセラレータとして作動します。オペレータは左ペダルを使用し、スロットル・ロックによって設定されたエンジン・スピードを一時的に無効にすることで、障害物を避けて安全に移動できます。最適な応答性とコントロールを実現するために、826KのSTIC™システムではシングル・レバーでステアリング操作とトランスミッション・コントロールが可能です。

826Kには、ライトが付いた傾斜の緩い階段からキャブに楽に乗降できる設計が採用されている他、折りたたみ可能なSTICアームレストが装備されており、オペレータの快適性と利便性がさらに改善しています。Cat Comfortシリーズのエア・サスペンション・シートには、非常に厚みのあるクッションが装備されており、シートを調節すると、付属の電気 - 油圧式STICコントロール・ポッドと作業装置コントロール・ポッドもシートに連動して移動します。キャブはアイソレーション・マウント式でフレームに固定され、空気清浄機能を装備した加圧式です。設定温度に自動的に維持されます。コントロール・パネルには、LEDインジケータを採用したバックライト付きの大型スイッチが装備されており、2ポジション・ロッカ・スイッチでパーキング・ブレーキを簡単に操作できます。

ドライブ・トレーン/構造/ガード
826Kは、Caterpillarシングル・クラッチ・スピード・シフティング・システムを採用し、一貫して滑らかなシフトと統合電子制御が実現しています。トランスミッションのギヤには冶金と熱処理が施され、性能と耐久性を長期間維持します。826Kのロックアップ・トルク・コンバータには、出力を効率よく伝え、システムの熱発生を低く抑え、走行速度を高速にし、燃料効率を改善するなど、複数の利点があります。C15のエンジン・アイドリング停止システムにより燃費がさらに向上し、遅延エンジン・シャットダウンにより、エンジンの耐久性も改善されています。

ランドフィル・コンパクタは最も過酷な用途に使われるため、長期にわたって耐久性を維持できるよう、Caterpillarは機械構造を設計しています。箱型断面構造のリア・フレームはねじり衝撃やねじり力にも耐え、ステアリング・シリンダの取付け部は、ステアリングの負荷を効率的にフレームに伝えるよう設計されています。さらに、アクスル取付け部にはヘビーデューティ仕様のコンポーネントが採用されており、機械全体の構造健全性に貢献します。

異物の集積、化学物質、ホイール・アセンブリへのワイヤやプラスチックの巻付きといった作業現場の危険から、専用ガードが826Kのシステムとコンポーネントを保護します。

油圧作動式のエンジンとパワー・トレーン・ガードがコンポーネントを守り、ごみの体積を防止します。フロント・フレーム・ガードが、フレーム内のごみの堆積を防止し、ハイドロリック・ラインを保護します。アクスル巻付きガードとシール・ガードが、アクスルへの異物巻付きを低減します。微細なメッシュの吸気スクリードが、エンジン・コンパートメントへの異物侵入を防止し、フード下換気システムがごみの侵入を防いで、コンポーネントを冷却します。また、ストライカ・バーとクリーナ・フィンガがホイールを清潔に保ち、締固め能力を最適に保ちます。

ホイールおよびチップ
826Kには、3種類のホイール&チップ・コンフィギュレーションが新たに採用されています。機械の性能を改善し、個別の埋立て用途に適したものをお選びいただけます。パドル・チップ・コンフィギュレーションは、トラクションを強力にしながら軽量化を達成し、性能と燃費を改善するよう設計されました。プラス・チップは従来設計で横斜面安定性を改善する一方、組合わせチップは高性能、燃費改善、横斜面安定性などの重要な要素を実用面から高いバランスで提供します。

整備性/技術
826では、整備時の安全を向上すべく、定期メンテナンス・ポイントを地上面や手すり付きの滑りにくい通路から届きやすい場所にまとめました。エンジン・コンパートメントの両側に設置されたスイング式ドアから、日常点検ポイントに容易にアクセスできる他、エコロジー・ドレーンによって整備が簡素化され、流出を防止します。スイング式の階段が装備されたため、エンジンへのアクセスがさらに容易になりました。さらに、燃料と油圧作動油に取り付けられたスイング式のクーラにより清掃が容易になった他、地上作業用サービス・センタには、電気系統ディスコネクト、緊急エンジン停止、階段照明スイッチが装備されています。

整備性をさらに強化するため、826の設計にはCat重要情報管理システム(VIMS™ 3G)が取り込まれており、タッチスクリーン・インターフェースの付いた見やすいグラフィック・ディスプレイからオペレータに機械稼働状況が常時通知されます。機械監視機能がさらに拡張されました。Cat Product Link™システムから、イベントや診断コードの他、作業時間、燃料レベル、非稼働時間などのデータが提供されます。この情報はセキュアなウェブベース・アプリケーションのVisionLink®に転送され、この強力なツールから、機械の所有者とディーラに稼働時間と非稼働時間、マップ機能などの情報を伝達します。

機械仕様

エンジン

Cat C15 ACERT

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正味出力

405 hp(302 kW)

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運転質量(最大)

90,207 lb (40,917 kg)

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油圧流量(最大)

30.9 gpm(117 L/分)

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メイン・リリーフ圧

3,495 psi(24,100 kPa)

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燃料容量

206.6 gal (782 L)

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オペレータ騒音レベル(標準)

73 dB(A)

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オペレータ騒音レベル(補完)

72 dB(A)

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編集担当者様へのお願い: Caterpillarの新しい製品およびサービスの発売時期は、地域により異なります。Caterpillarは、製品やサービスが当該地域で入手可能であるかについて、ディーラのネットワーク、工場、マーケティング子会社に確認してから製品情報を発表するよう最善を尽くしておりますが、編集者の方々にもお近くのディーラで製品の販売状況や仕様をご確認いただきますようお願いいたします。

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