北米、欧州、日本、オーストラリア、ニュージーランド向けリリース: 2019年10月
リリース番号: 844PR19
Caterpillarは小型ホイールローダ(SWL)ラインのCat® 926M、930M、938Mモデルに、アタッチメントの視認性、オペレータの快適性、車両性能の向上を中心とした新たな設計改善を行いました。新型車両では大型ホイールローダの機能をCat SWLモデルに組み込み、作業効率の向上、メンテナンスの低減、ローダの長寿命化を実現しています。
アタッチメントの視認性の向上
SWLラインの新しいFusionクイックカプラで、マテリアルハンドリング用途におけるアタッチメントの視認性が大幅に向上します。電気油圧式カプラアプリケーションシステムをキャブ内から作動させることができるようになり、アクチュエーションシリンダの位置が変更された一体型キャストカプラフレームによって、Fusionシステムのメリットはそのままに、カプラを通したアタッチメントの視認性が最大85 %向上しています。
SWLの汎用性を高めるため、フォークアタッチメント用の改良型Fusionカプラキャリッジが、アタッチメントの視認性を向上させながら視界のよい鋳造Fusionカプラと連動して機能するように設計された新しいキャリッジで提供されるようになりました。SWLラインの新しい調整可能なマテリアルハンドリングアームによって視認性が向上し、調整が簡単になり、ゼネラルパーパスバケットによる輸送がしやすくなっています。
新しいCat 930Mおよび938Mモデルの新しい鋳造トルクチューブ設計により、アタッチメントが上げ位置にあるときに、オペレータがアタッチメントを目視しやすくなりました。新しい標準リフトアームは、フォークチップ/ヒールの視認性を100 %向上、バケットエッジの視認性を50 %向上させ、作業効率を高めています。また、ホースの配置がリフトアームの側面に近くなったため、第3機能共用配管グループに装着したときの視認性が向上しています。
照明
作業が日の出前でも日の入り後でも、LED照明オプションを使用すれば車両の視界は良好です。LEDインジケータが内蔵された新しい高性能LEDフロント走行用ライトによって、ロービームおよびメインビームモードでの照射範囲が広くなっています。新しい補助照明パッケージには、尿素水(DEF、Diesel Exhaust Fluid)充填タンクコンパートメント内を照らすライトが含まれており、薄暗い状況でもよく見えます。
運転快適性の新スタンダード
新しいファブリック設計により、すべてのCat SWLモデルの幅広いシートオプションでエアフローが改善されています。シートをアップグレードすると、常に快適な座り心地が保たれることで、リラックスして作業することができ、効率が向上します。すべてのシートには視認性に優れたオレンジ色のシートベルトが採用されており、オペレータがシートベルトを着用しているかどうかを一目で確認することができます。
最上位のレザー/ファブリックエアサスペンションプレミアムシートは、座面クッションと背もたれが冷暖房付きで、高い背もたれ、ヘッドレスト、エアランバサポート、アームレスト、クッションチルトを自由に調整できます。ヒータ付きエアサスペンションデラックスシートは自由に調節でき、布張りで、中背の背もたれ、ヘッドレスト、機械式ランバサポート、アームレスト、クッションチルトが装備されています。布張りで自由に調節できる機械式サスペンション標準シートには、中背の背もたれ、ヘッドレスト、アームレストが装備されています。
ローダ性能の新基準
新しいCat 930Mはリフトアームとクイックカプラが新しくなっただけでなく、SWL機械の性能と改善の新たな基準を打ち立てました。Cat C7.1エンジンを採用して再設計された930Mは、米国EPA Tier 4 Finalおよび日本オフロード法2014年基準とともに、EU Stage V排出ガス基準に適合するようになりました。新しい930Mは、以前の930Mと比較して、総馬力5 %向上、掘削力5 %向上、全回転転倒荷重5 %向上を実現しています。
新たなアップデートと改良により、新しい930Mはアグリゲイトハンドラパッケージを装備することで、より高いパフォーマンスクラスの性能を発揮できるようになりました。そのため、大型ホイールローダを稼働させる場合と比べて、全体的なコストと所有コスト/オペレーティングコストを削減できます。
成功に導く構成
新しいSWLローダには、大型および中型のCatホイールローダで一般的に見られるいくつかのオプションがシームレスに統合されています。小型ローダにCat Production Management(CPM*)、自動潤滑、タイヤ圧力モニタリング(TPM、Tire Pressure Monitoring)、油圧ロードチェックバルブの装備を選択できるようになりました。
CPMは、集積材を離れる前にバケットの質量が十分であるか確認する機能です。これにより、適切な量の資材を積載していることを確認できるため、サイクル数が減り、潜在利益が最大限に高まります。Cat自動潤滑は、ローダの構造とキャブ内のディスプレイに完全に統合されており、車両のピボットポイントが適切な量のグリースで自動的に潤滑されます。グリースを入れすぎることがなくなり、日常のメンテナンス作業を大幅に減らすことができます。TPM を装備したローダでは、キャブのセカンダリディスプレイを一目見ただけで現在のタイヤ圧を簡単に確認できます。また、タイヤ圧が低下したり過度に上昇したりすると安定性に影響し、気付かず修正しない場合はタイヤの摩耗や燃料の消費が進みますが、TPMではそうしたタイヤ圧の異常時にアラートが表示されます。
Cat SWLラインの改良点に関する詳細については、最寄りのCatディーラにお問い合わせいただくか、www.cat.comをご覧ください。
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