バックホー

CAT®スマートアタッチメント - ドーザブレード、グレーダブレード、バックホー - 車両の画期的な活用方法

世界リリース向け: 2020年3月 
リリース番号: 217PR20

新たな3つのCAT®スマートアタッチメントであるドーザブレード、グレーダブレード、バックホーは、D3シリーズのCATスキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、マルチテレーンローダにおいて、高い汎用性を発揮するように設計されています。これらのアタッチメントはそれぞれのコントロールシステムにより、車両の標準コントロールに容易に対応できるため、認識されているスマートアタッチメントの操作に関するニーズに正確に合致します。

CAT 279D3、289D3、299D3、および299D3 XEシリーズのコンパクトトラックローダで利用できるスマートドーザブレードアタッチメントは、ベースとして使用されているあらゆるマテリアルを切断、移動、整地するために設計されています。ブレードは、マテリアルを転動させ続けるための湾曲したモールドボードを装備しており、ブレードを完全に傾けると垂直面に対して面一切削が可能になる、角度付きのエンドビットを備えた台形設計になっています。D3シリーズのホスト車両はアタッチメントを認識し、専用ディスプレイ画面のロックを解除して、ブレードの制御方法をオペレータが選択できるようにします。

アタッチメントコントロールモードを選択すると、標準のジョイスティック機能(走行用が左、ブームおよびバケット用が右)が変更され、左側のジョイスティックでは同じように走行を制御でき、右側のジョイスティックではチルト(ジョイスティックを左右に動かす)、リフト(ジョイスティックを前後に動かす)、アングル(サムホイールを前方または後方に回す)などのブレード機能を制御できるようになります。さらにオペレータは、"リフト"モードまたは"チルト"モードのいずれかを選択して、どちらのシリンダ(リフトアームまたはバケット)が主要なブレード機能を制御するかを変更できます。これにより、荒い整地または細かい整地作業のどちらにおいても車両を効率的に稼働できます。

Assist機能によりオペレータの技能が強化され、車両とブレードの動きを調整することで、整地作業をより少ないパスでスムーズに行うことができ、平坦な整地面を実現できます。これによりオペレータは、目標勾配に達するためにマテリアルの積上げや切削に集中することができます。

Assist機能を有効にすると、ブレードスロープに関する追加機能が作動します。メモリ機能により、オペレータはブレードスロープを選択し、ジョイスティックのボタンを押すだけでその設定を呼び出すことができます。メモリボタンを2回押すと、記憶されたブレードスロープをもう一方の側にミラーリングします。また、利便性を高めるために、車両が平坦地にあるときに左ジョイスティックのボタンを押すと、ブレードスロープがゼロに戻ります。

スマートグレーダブレードアタッチメント(Assist機能付き)

CAT D3シリーズのスキッドステアローダおよびコンパクトトラックローダには、新しいCAT GB120およびGB124スマートグレーダブレードアタッチメントを利用できます。スマートドーザブレードアタッチメントと同様に、D3ホスト車両はグレーダブレードを認識し、アタッチメントコントロールに関するオプションが含まれた専用ディスプレイ画面のロックを解除して、アタッチメント機能を実行するためにジョイスティックを再利用できるようにします。アタッチメントコントロールモードを選択すると、右側のジョイスティックでチルト(ジョイスティックを左右に動かす)、アングル(サムホイールを前方または後方に回す)、リフト(ジョイスティックを前後に動かす)などのブレード機能を制御できるようになります。高機能ディスプレイでは、ホーム画面にブレードのクロススロープとブレードの角度が表示されます。

Assist機能により、クロススロープの右パターンまたは左パターンのどちらかを選択でき、車両の運転角度に関係なくクロススロープ設定を維持することができます。クロススロープの右パターンが選択されている場合、右側のジョイスティックを前後に動かすと、アタッチメントの右側リフトシリンダを上げ下げして、ブレードの右側を制御できます。車両およびアタッチメントがブレードの左側を制御して所要のクロススロープを維持することで、オペレータがブレードの右側に集中できるようにします。クロススロープの左パターンでは、この設定が逆になります。

また、ブレードが斜めになったり形状が変化したりすると、アタッチメントは計算を行って、クロススロープ設定を維持します。ブレードを回転させて材料を片側に寄せる場合にも、所要のクロススロープ角度を維持します。スマートグレーダブレードの専用ディスプレイ画面では、アタッチメントの向きや、ブレードスロープおよびブレード角度の表示に関するフィードバックがオペレータに提供されます。

標準ブレード幅は、モデルGB120の場合は78 in(1,990 mm)、GB124の場合は96 in(2,440 mm)です。オプションのウィングを拡張した場合、幅はそれぞれ85 in(2,150 mm)、103 in(2,605 mm)です。両方のモデルのブレードチルトは15度、ブレードリフトは6 in(150 mm)で、最大切込み深さは4 in(100 mm)です。独立したキャスタホイールは360度回転し、前進および後進の整地をサポートします。

スマートバックホーアタッチメント

新しいCAT BH130スマートバックホーアタッチメントは、CAT D3シリーズのスキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、マルチテレーンローダ用に設計されています。新しいアタッチメントにより、これらの小型車両の汎用性が大幅に向上し、溝切削、掘削足場、排水溝の形成および維持などのさまざまな作業を行うことができます。さらに、バックホーはCAT 3トン油圧ショベルアタッチメントと互換性があり、補助油圧システムにより、ブレーカ、サム、オーガ、振動コンパクタなどの油圧機械式ワークツールとのペアリングが可能になります。バックホーは横方向にシフトすることで、建物や足場に隣接した掘削を行うことができ、一体型のスタビライザは強固な掘削プラットフォームを提供します。

バックホーは、ホスト車両のジョイスティックを使用して作動する、一体型の電子制御式油圧(E & H)コントロールを備えているため、ドアを取り外す必要はなくなり、オペレータは安全で快適なキャブから作業することができます。アタッチメントコントロールモードを選択すると、既存のジョイスティックをブーム、アーム、バケット、およびスイング機能に使用することができます。バックホーが取り付けられるとホスト車両はBH130を認識し、オペレータがバックホーを使用する準備ができたら、右側のジョイスティックのトリガを引いてシステムを掘削モードにします。

BH130を使用した最大掘削深さは、9.75 ft(2,970 mm)で、地上でのスイングピボットピンからのリーチは13.25 ft(4,040 mm)です。作業位置でのスタビライザの範囲は71 in(1,815 mm)で、総サイドシフト幅は33 in(825 mm)です。バックホーの運転質量は2,325 lb(1,055 kg)です。

 

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