313

新しいCat®313および313 GC次世代油圧ショベルは高性能、高効率でオペレーティングコストを削減

北米、欧州、日本、オーストラリア、ニュージーランド向けリリース: 2020年3月 
リリース番号: 97PR20

Caterpillarは、車両性能と効率性を高め、所有コストとオペレーティングコストを削減する新機能を備えた13トンクラスの次世代油圧ショベル、Cat® 313および313 GCの2機種を新発売します。新しい313油圧ショベルは出力が増加し、さまざまなCatテクノロジを標準装備しているため、オペレータの効率が最大45 %向上します。新しい313 GCモデルはメンテナンスコストを最大25 %削減し、信頼性の高い性能と低いオペレーティングコストを求めるレンタルでの利用、地方自治体での利用、および掘削一般のあらゆる用途に適しています。

今回の次世代油圧ショベルに動力を供給する新型のCat C3.6エンジンは、燃料効率に優れ、米国EPA Tier 4 Final/EU Stage V排出ガス基準に適合しているだけでなく、従来のCat 313Fおよび313F GCモデルに比べて最大10 %燃費が向上しています。新しいスマートモードでは、作業条件に合わせてエンジンと油圧力が自動的に調整され、生産性を最大限に発揮できます。エコモードでは、それほど過酷でない用途の場合に燃料を節約できます。また、エンジンには、周囲温度最高52 °C(125 °F)まで稼働する冷却パッケージが搭載されています。

必要な出力と効率のバランスを維持して正確な掘削を行うため、即応性に優れた油圧システムにパイロット油路不要の新しいメインコントロールバルブを採用し、圧力損失と燃費を低減しています。旋回トルクの10 %向上により、斜面での作業や現場での移動が容易になります。313および313 GC油圧ショベルに新たなCat Advansys™バケットチップを採用することで、耐用寿命の延長、優れた保持力、迅速な切換を実現し、現場で最大限の稼働時間を確保できます。

新型キャブで快適性が向上

Cat 313および313 GCは、乗降しやすく快適性と生産性が向上した新型の大型キャブを実現しました。313 GCはCatコンフォートキャブを標準装備しています。313では、コンフォートキャブ、デラックスキャブ、プレミアムキャブのいずれかを選択できます。広々としたキャブに大型のフロント、リア、サイドウィンドウとスリム幅のキャブピラーを備え、Fシリーズの油圧ショベルに比べて視界が40 %向上し、より安全に運転できます。

標準装備のリアビューおよび右側サイドビューカメラによって、作業環境の視界がさらに向上します。Cat 313モデルのオーナーは、360度の視界にアップグレードできるため、油圧ショベルの周囲にある物体や人員を1つのビューで簡単に確認できます。騒音低減機能も改善され、キャブ内の騒音レベルが低減し、快適性が向上しています。オペレータは、新しい標準装備の無線によるBluetooth®接続を介して個人のデバイスでハンズフリー通話を行うことができます。

大型の10 in(254 mm)LCDモニタには、容易に操作できるタッチスクリーン機能が搭載され、直感的なコントロールがモニタに組み込まれています。先進のビスカスマウントは、従来のモデルに比べてキャブの振動を大幅に低減し、オペレータの疲労を軽減します。除霜機能が33 %改善され、寒い冬の朝でも油圧ショベルがすぐに運転できるようになります。

313の性能を高めるテクノロジ

13トンの油圧ショベルで優れた性能とクラス最高の生産性を実現する新しいCat 313は、生産性を向上させるさまざまなテクノロジを標準装備し、オペレータの効率が最大45 %向上します。標準装備のCat Payloadによる稼働中の計量や積載質量のリアルタイム予測により、オペレータは常に正確な荷重目標を達成でき、積込み効率を高めることができます。標準装備のCat Grade with 2DはGrade with Advanced 2DやGrade with 3Dにアップグレードでき、自動ガイドにより勾配の深さ、傾斜、水平距離を確認して、迅速かつ正確に目標勾配に達することができます。

標準装備のCat Product Linkは、VisionLink®を介してオフィスと作業現場をつなぎ、燃料消費量、積載質量の概要、故障コードなどの重要な稼働データを報告することで、車両管理の効率を高めます。新しいリモートトラブルシュートでは、ディーラのメカニックが313に診断テストを実行して潜在的な問題を正確に特定し、機械の生産性に影響を与えることなくProduct Linkで取得したリアルタイムの機械データを分析できるため、整備で現場に行く手間が省けます。新しいリモートフラッシュは、機械の運用スケジュールに合わせて機能し、313油圧ショベルが最新バージョンの車載ソフトウェアで動作していることを常時保証することで、高性能、効率の最大化、休車時間の最小化を実現します。

オペレーティングコストを削減

313および313 GCは、メンテナンスが容易で、Fシリーズ対応製品に比べて最大25 %のコスト削減を実現する、さまざまな設計アップグレードを提供しています。燃料効率の高いCat C3.6エンジンは、厳しい排出ガスの基準に適合しています。313 GCも同様で、尿素水(DEF)に継続的なコストが発生することはありません。油圧ショベルの新しい作動油フィルタのろ過性能が向上し、3,000時間で50 %長い交換間隔を実現します。新しい逆止弁により、フィルタ交換中に作動油を清浄に保ち、システムの寿命を改善します。

オペレータは、キャブ内のLCDモニタを使用して、フィルタの寿命やメンテナンス間隔を簡単に追跡できます。エンジンオイルを含む、日常のメンテナンスのチェックポイントにグラウンドレベルから容易にアクセスできます。サービスメカニックが第2エンジンオイルレベルゲージでエンジンオイルを点検し、機械の最上部からエンジンオイルを充填することもできます。Cat S∙O∙SSMポートはグラウンドレベルからアクセスできるため、液体分析用サンプルをすばやく簡単に採取し、容易にメンテナンスできます。

CONEXPO-CON/AGG 2020のフェスティバルグラウンドに設置されるCaterpillarの屋外展示会場(#F4455)で、水曜日から土曜日の間、Catオペレータスタジアム内に新しいCat 313 GCが展示されます。Cat 313および313 GC油圧ショベルの詳細については、最寄りのCatディーラにお問い合わせいただくか、以下をご覧ください。

https://www.cat.com/ja_JP/products/new/equipment/excavators.html

 

313、313 GC製品仕様

 

313

313 GC

エンジン

Cat C3.6

Cat C3.6

定格出力(ネット)、hp(kW)

110 (82.0)

74 (55.4)

運転質量、lb(kg)

30,400 (13 800)

30,400 (13 800)

最大掘削深さ、ft/in(mm)

19’ 9” (6 040)

19’ 9” (6 040)

最大床面掘削半径、ft/in(mm)

28’ 4” (8 660)

28’ 4” (8 660)

最大ダンプ高さ、ft/in(mm)

21’ 0” (6 420)

21’ 0” (6 420)

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