新製品Cat® 986Kホイールローダ - 大幅な効率改善でトン当たりコスト削減

北米、ヨーロッパ、日本、&韓国向けリリース: 2017年3月  
リリース番号: 30PR17

骨材ハンドラ仕様構成では14米トン(12.7トン)もの積載質量を誇り、再処理用途の生産性が最大限にまで向上

新製品のCat® 986Kホイールローダには、計量した積載質量をキャブに転送するCat Production MeasurementとSTIC™ステアを備えた、完全再設計の最先端キャブが採用されています。これにより、作業の生産性が上がり、確信をもって高い精度で積込みできます。積込みの信頼性と効率が高まるとともに、車両を何度も再生できるため、986Kローダは収益改善に寄与します。

新製品の986KローダではCat® 988Kローダと比べて軽量化され、全長も短くなっており、定評ある988Fモデルの真の後継機として、トン当たりコストを削減して、作業の生産ニーズを満たします。986Kローダは、40~60米トン(36.3~55.3トン)のCatアーティキュレートトラックとリジッドフレームトラックへの積込みに最適で、最高の生産性を実現します。新たに追加された骨材ハンドラ仕様構成では、11 yd3(8.3 m3)バケットと追加のカウンタウエイトが装備されており、大量の処理済み骨材を積み込むことができるため、少ない往復回数でダンプトラックを運用できます。

高性能を目指した設計

新製品の986KホイールローダにはCat STICステアが装備されており、方向選択、ギヤ選択、ステアリングを1本のジョイスティックで操作できます。トラック積込みなどの繰り返し作業では、ステアリングホイール制御よりもジョイスティック制御の方がオペレータの労力を軽減できるため、疲労が減少するとともに生産性が高まります。

標準リフトとハイリフトのリンケージオプションを使うと、Catトラックへの積込み杯数を最適化して、効率的に積込みできます。Cat 740および745アーティキュレートトラックと770リジッドフレームトラックには4回で積込みでき、ハイリフト仕様構成ではCat 772に5回、773リジッドフレームトラックに6回で積込みが可能です。また、Caterpillarの定評あるZバーローダリンケージを使用することで、バケットエッジと作業範囲がはっきりと見え、アグレッシブな高い掘削力と破砕力を発揮できます。

Cat C15 ACERT™エンジンは、U.S. EPA Tier 4 Final(EU Stage IV)排出ガス基準に適合すると同時に応答性に優れ、373 hp(278 kW)の定格出力(ネット)を持ちます。ローダに備わるオートアイドリングストップ機能は、エンジンのアイドリング時間を短縮して、燃料効率を最大限にまで高めます。ロードセンシング油圧システムは、必要な場合にのみ作業装置とステアリングに油圧作動油を供給します。これにより車両性能と効率が向上します。

快適な運転

ローダには完全に再設計されたキャブが採用されており、オペレータの快適性と生産性が改善されました。左側と右側の階段は45度の角度で設計され、常に3点支持を維持できるため、キャブに安全に乗降できます。STICステアアームレストは跳ね上げ式で、キャブ内へすばやく入ることができます。アイソレーションキャブマウントとエアサスペンションシートはオペレータに伝わる振動を抑えます。これにより快適性が高まっています。また、密閉加圧式の騒音低減構造により騒音レベルも低減されています。

人間工学に基づいて配置されたスイッチ類やインフォメーションディスプレイにより、ローダ操作の快適性と生産性が高まります。シンプルで直観的なコントロールインターフェイスにはタッチスクリーンディスプレイが装備されており、経験の少ないオペレータでも短期間で車両操作に習熟できます。大型のウィンドウを前面と側面に備え、リアビジョンカメラも標準で装備しているため、作業領域がよく見え、作業の安全性が改善されます。

さらに効率を高める統合テクノロジ

新製品の986Kローダには電子機器が統合されており、オペレータと会社の両方に柔軟に情報を提供します。ローダには最先端の積載計量システムのCat Production Measurement(CPM)が搭載されています。CPMによりバケット内の資材の質量を作業中にすばやく計量して、目標の積載質量を正確に管理できるため、過小積載や過積載を最小限に抑え、効率を高め、燃料消費量を削減します。

Cat Product Link™(プロダクトリンク)により、憶測なしでローダを管理できます。さらにVisionLink®(ビジョンリンク)からリモート監視して、稼働時間を最大限まで延長します。VisionLinkには操作しやすいユーザーインターフェイスが備えられ、車両の稼働時間、燃料使用量、積載質量の概要を追跡できます。また、このテクノロジでは主な社内の人員に貴重なレポート、分析、ヒストグラムへのアクセスを許可して、車両管理が改善されます。定期整備リマインダーと故障コードアラートも主な整備担当者と管理者に送付され、車両の稼働率を改善できます。

容易な整備作業

986Kホイールローダでは、休車時間を短縮し、長期的なオペレーティングコストを低減するために、油水類とフィルタの両方で整備間隔を延長しました。サービスポイントをまとめて配置しているため、地上面やプラットフォームからすばやく安全にアクセスできます。車両の両側のスイング式ドアからエンジンルームまで、何にも邪魔されずアクセスして、コンポーネントを整備することができます。手の届きづらいコンポーネントでは、グリースフィッティングが便利にまとめられており、短時間で予防的給脂が可能です。オプションの自動給脂を装備すれば、リンケージのピン接続部に定期的に自動給脂します。車両の電気系統サービスセンターにも地上面からアクセスできます。ここには、リモートジャンプスタート、主サーキット/エンジンサーキットブレーカ、緊急エンジン停止、階段照明スイッチ、バッテリディスコネクトなどがまとめて配置されています。

新製品の986Kホイールローダは、Catディーラのサポートネットワークを通じて現地でサポートしています。頼れるパートナーとして、Catディーラは予防メンテナンスプログラム、保証付きメンテナンス契約、クラス最高レベルの部品供給体制、オペレータトレーニング、Cat純正再生部品を提供します。

 

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