日本リリース向け: TBD2019
リリース番号: 646PR19
新型のCAT® D5は、優れた性能とともに、ブルドーザを最大限に活用するための使いやすいテクノロジ機能を幅広く備えています。軽快で応答性に優れ、押土と表面仕上げに必要な機能を取り揃えています。完全自動トランスミッションによってシームレスな加速が得られるため、作業を迅速に進めることができます。127 kWの出力と17,180 ~ 19,170 kgの運転質量範囲で動作するこの新しいD5ドーザは、定評あるD6Nの後継となります。
D6NからD5への更新は、CAT製ドーザの全モデル名を簡素化する取組みの一環として行われています。今後数年間で、CATドーザ製品群の名前は小型から大型にわたってD1からD11に変更され、サイズクラスごとに1モデルとなります。“N”、“K”、“T”など文字の修飾コードは廃止されます。
次世代に対応した価値
D5ではその前身であるD6Nの性能をさらに発展させており、質量の増加や馬力の強化、ステアリング能力の向上を実現しているほか、多数のテクノロジ機能を備え、オペレータは短時間でより多くの作業をこなすことができます。
3速の完全自動トランスミッションとロックアップクラッチを装備し、サイクルタイムを短縮するとともに、出力と燃料効率を最適化しています。自動トランスミッション、ステアリングの向上、パワートレーンコントロールの改善により、これまでにないレベルのステアリング性能とコントロールを実現します。
キャブの設計を一新し、快適性と生産性について新たな基準を打ち立てています。オペレータのためにより広い空間を確保し、シートおよび各種コントロールはさまざまな調整が可能で最適な快適性が得られます。また、新しいオペレータインターフェイスには使いやすい10インチのタッチスクリーンが採用されています。高精細リアビューカメラを標準装備し、メインディスプレイの表示が鮮明になりました。キャブのガラス面積を約15%広げて全体的な視野を改善するとともに、フードの傾斜を増すことでブレードと作業現場に対する前方の視認性を30%向上しています。
かつてない幅広いテクノロジへの対応
D5で提供されているテクノロジの代表的なものとして、工場出荷時に装備される最新のCat GRADE with 3Dがあります。 高度な慣性計測装置(IMU、Inertial Measuring Unit)により、位置センシングシリンダを使用しなくても優れた速度と精度が得られます。小型アンテナはより確実に保護できるようキャブルーフに一体化されおり、GPSレシーバは内部に搭載されているためキャブのドアをロックすることで保護できます。GRADEオペレータインターフェイスは、スマートフォンのように直感的な動作が可能で、オペレータはすぐに慣れることができます。 Android OSプラットフォームを通じてカスタムアプリをインストールし、汎用性を高めることができます。GRADE with 3Dに含まれているAutoCarry™では、所要のブレード負荷が維持されるように自動的にブレード上げを行い、負荷の均一性を高め、車両のスリップを減らすことができます。
その他にも次のようなGRADEテクノロジが提供されています。
グレード機能に加えて、シンプルな車載テクノロジも最高の性能と品質の実現に一役買っています。ブレード負荷モニタにより、現時点のブレード負荷と最適なブレード負荷の比率に関するリアルタイムのフィードバックが得られ、押土能力を最適化できます。トラクションコントロールでトラックのスリップを検出するとトラックの出力が一時的に下がり、オペレータはブレードの負荷を調整してトラックのスリップを制限できます。第2世代の安定ブレードはオペレータのブレード入力とシームレスに連携し、手動による表面仕上げが滑らかに仕上がります。
CAT LINKテレマチックテクノロジは、機械、資材、人によって生成されたデータを収集し、カスタマイズ可能な形式で提供することにより、作業現場の管理の煩わしさを軽減します。
パワートレーンコントロールの強化
D5では、先進的なコントロールによってパワートレーンとブレーキを自動的に管理することで、ステアリングとスロープを容易に操作できます。組込みの機能がバックグラウンドで動作し、オペレータが考慮すべき入力が増えることはありません。
D5は標準または低接地圧(LGP、Low Ground Pressure)構成で提供され、プッシュアームまたは可変パワーアングルチルト(VPAT、Variable Power Angle Tilt)ブレードのいずれかを搭載します。輸送時の車幅に関する地域の要件を満たすために、折りたたみ式VPATブレードが用意されています。廃棄物、伐採作業や林業用途、および火災用のドーザ構成には、過酷な用途に対応するために、工場取付けのガードやその他の機能が提供されています。
さらに詳しい情報およびバーチャルツアーへの参加については、www.cat.comをご覧いただくか、Catディーラにお問い合わせください。
注記: いずれもD6Nドーザとの比較になります
エンジン |
CAT C7.1 |
パワートレーン |
完全自動3速 |
排出ガス |
日本2014年規制(Tier 4 Final) |
定格出力(ネット)(1,770 rpm) |
|
ISO 9249/SAE J1349 |
127 kW |
ISO 9249/SAE J1349(DIN) |
|
運転質量(ドローバ含む) |
|
VPAT |
17,180 kg |
VPAT仕上げ整地 |
17,780 kg |
LGP VPAT |
19,170 kg |
SU |
17,340 kg |
3シャンクリッパ装備時 |
1,393 kg |
ブレード容量 |
|
VPAT/折りたたみ式VPAT |
3.5 m3 |
LGP VPAT |
4.0 m3 |
LGP VPAT折りたたみ式 |
4.2 m3 |
SU |
4.3 m3 |
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