効率と生産性を高め、コストを削減する次世代CAT® 785鉱業用トラック

全世界向けリリース: 2020年10月
リリース番号: 944PR20

次世代CAT^® 785鉱業用トラックは、オペレータの安全性とパフォーマンスを向上させ、より直感的で予測可能な操作およびデータへの高速で簡単なアクセスを実現し、メンテナンスを簡略化することで効率を高め、コストを削減します。次世代のコンセプトを活用した新しい150トンクラスの鉱業用トラックは、拡張可能なテクノロジプラットフォームを備えているため、先々まで使用できます。

「1985年に導入された785は、Caterpillarの初めての大型鉱業用トラックでした。新しくなった785は、次世代CAT鉱業用トラックの第一号にふさわしいと思います。今日もそしてこれからも、本機械は生産性を最適化する採掘作業を実現するように設計されています」と話すのは、CAT大型鉱業用トラックのゼネラルマネージャであるDavid Reaです。「CAT次世代鉱業用トラックは、柔軟なテクノロジプラットフォームやオプションの構成を備えており、これらは各採掘作業で目標を達成するのに役立ちます。」  

生産的な運搬はオペレータから始まります。オペレータが乗車する最先端のキャブには自動化機能が備わっており、効率に重点を置いた設計となっています。次世代785には新しく統合型の速度コーチング機能が備わっており、トラックを最も効率的に運転する方法のフィードバックが提供されます。アンチロックブレーキシステム、動的な安定性コントロール、強化されたトラクションコントロール、機械速度制限、耐ロールバック機能による坂道発進アシスト、クルーズコントロールなどの複数のアップグレードによって、トラックの応答性と制御性が向上しています。さらに、自動ホイストコントロールによってダンプ時間が短縮されるため、オペレータの負担が軽減されます。

改良された積載質量モニタリングシステムは、より正確な測定と掘削回数を提供するほか、強化された過負荷の検出および排出残りの計算と通知によって、オペレータと生産マネージャに各種情報を知らせます。360°の周辺ビューカメラによって、オペレータは作業領域全体を見渡せます。

キャブ内の2つのタッチスクリーンにガイダンス情報、機械データ、および電子コントロールを統合することで、煩雑さを解消して効率を高めています。広々とした新しいキャブは、通り抜けが可能なスライド式センターコンソール、拡大された足元スペース、およびオペレータの快適さのために新しくなったキャブエアフィルタシステムを備えています。新しいデラックスシートは革張りで、空気調節可能なボルスタとランバサポート、ヒータ/クーラ付きクッション、ダイナミックダンプニング、および30°のリクライニング機能と大腿部のチルト/エクステンション機能が備わっており、あらゆるオペレータにとって快適な作業環境となっています。

強化されたパワートレイン

次世代785は、選択可能な電源オプションを備えた定評のあるCAT 3512Eエンジンを搭載しており、機械の速度に合わせて作業したり、サイクルタイムを短縮したりできます。33R51と36R51の2つのタイヤオプションのいずれかを選択することで、鉱山での積載質量を最適化できます。より大きなタイヤの公称積載質量は、142メートルトン（157トン）です。

世界中のさまざまな規制要件を満たすために、複数の排出ガス構成を利用できます。オプションのTier 4 Final/Stage V排出ガス構成では、最大9 %の燃料効率向上が確認されています。高度な電子パワートレイン制御により、エンジンとドライブトレーンの寿命が延長されるだけでなく、サイクルタイムと加速が速くなり、こぼれが少なくなり、走路のメンテナンスが削減されます。

簡略化された接続性とメンテナンス

新しいCAT 785では、接続性が強化されたことによってさらに高速なデータ転送が可能となり、情報へのアクセス性が向上しました。2線式イーサネットを介して、機械コンポーネントはより高速に通信を行い、より多くのデータを提供します。すべての785は、工場でCat Product Link^™付の携帯電話が装備され、デュアルモードセルラー4G/LTEおよび衛星もしくはローカルWi-Fiネットワークを介して通信するためのオプションを備えています。新しいテレマティクスプラットフォームは、Cat MineStar^™FleetやMineStar Edgeなど、ローカルでホストされているアプリケーションやクラウドベースのアプリケーションへのデータ収集と送信の高速化を促進します。

正確なリアルタイムデータにアクセスして分析する機能によって、より迅速な診断が可能になったり、機械の故障を予測および防止する機能が強化されたりすることで、トラックの稼働率が向上します。また、新しいリモートフラッシュ機能やリモートトラブルシューティング機能も、機械の稼働率を向上させています。ソフトウェアのアップデートは生産を中断しないように予定して実行でき、診断はトラックの稼働中にリモートで行えます。

785は、優れた信頼性と耐久性を提供する新しいモジュール式HVACシステムも備えています。システムの保守が必要な場合でも、モジュール全体を1時間以内に取り外して交換できます。作業現場での調査によると、モジュール式システムはトラックの物理的な可用性を最大0.5 ％向上させることが確認されています。

次世代CAT 785鉱業用トラックの生産は、2021年の第1四半期より開始されます。新しい785の詳細については、各地域のCatディーラにお問い合わせいただくか、https//www.cat.comをご確認ください。 

785鉱業用トラックの仕様

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