北米、欧州、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド向けリリース: 2020年3月
リリース番号: 164PR20
新しいCAT®325油圧ショベルは、旋回半径がコンパクトな設計が採用されており、狭いスペースでの作業に最適です。シンプルで使いやすいテクノロジが統合されているため、優れた性能を発揮するとともに、オペレータの疲労を軽減し、従来のモデルに比べ効率を最大45%向上させます。この新しい油圧ショベルでは、1時間当たりの性能を低コストで提供し、燃料消費の低減、メンテナンスコストの削減、オペレータの快適性の向上を実現しています。
325には、汎用性を高めるために設計された多くの新機能が導入されています。輸送要件における制約がますます厳しくなる中、2つの新しいカウンタウエイトが利用できます。吊り作業の性能を最大限にするように設計された8.3トンと、厳しい輸送制限が適用される場合に機械全体の質量を抑えるように設計された4.9トンです。日本では、以前に提供されていたロングアンダキャリッジに加え、標準長の足回りが提供され、より小型でコンパクトな機械にも対応しています。さらに、オプションのブレードが工場出荷時に用意されており、清掃作業が容易になるだけでなく、吊り作業の機能を向上させるスタビライザとしても役立ちます。
リーチブームや角度可変ブーム、さまざまな油圧ツールコントロール、カプラまたはバケットの選択など、これらすべてにより新しい325は汎用性の高い機械になっています。
実作業で徹底的にテストされたCAT C4.4エンジンは、最新の排出ガス基準に適合しており、非常に過酷な条件下でも新しい325油圧ショベルを効率的に稼働させ、325Fに比べて最大25%燃料消費量を削減します。アフタートリートメントシステムには、メンテナンスも休車時間も不要です。新しいCATモデルには選択可能な3つのパワーモードが用意されており、油圧ショベルの用途に合わせて燃料効率を上げることができます。油圧ショベルには、122 °F(50 °C)の標準高外気温作動温度機能と、0 °F(-18 °C)の標準寒冷始動機能があります。
この新しい機械における設計でもっとも重視されているのは、操作がシンプルであることです。オペレータは、オペレータIDを使用して、ジョイスティックおよびパワーモードの設定を行い、保存することができます。高解像度のタッチスクリーンモニタを使用して、オペレータマニュアルを素早く検索し、アクセスすることができます。この新しい油圧ショベルにはキーレスプッシュボタン式エンジン始動機能が備えられており、オペレータIDコードを使用して機械へのアクセスを制限し追跡することができます。
高性能の掘削および吊り作業
新しいCAT 325油圧ショベルの先進的な油圧システムにより、パワーと効率の最適なバランスが実現するとともに、オペレータは掘削の精度を全面的にコントロールできます。スイングトルクが10%向上したことで、傾斜地での作業が容易になりました。またスマートモードにより、エンジン回転数と油圧出力を掘削条件に自動的に適合させて、生産性に影響を与えることなくさらに5%燃料が節約できます。
オプションのSmartboom™により、ポンプ流量を使用することなくブームを上下に自由に動かせるため、オペレータのストレスが軽減され、燃料消費も削減されます。CAT Advansys™バケットチップは、ハンマーや特殊工具ではなくシンプルなラグレンチを使用して素早く交換できるため、安全性とアップタイムが向上します。この新しい油圧ショベルには、さまざまなCATアタッチメントを使用できるように、幅広い補助油圧オプションも用意されています。
テクノロジが効率を高める
オペレータの疲労を軽減し、燃料消費量や日常メンテナンスなどのオペレーティングコストを削減する標準のCATテクノロジにより、作業効率が最大45%向上します。標準のCAT Grade with 2Dを使用して最大4つの目標深さとスロープオフセットを設定し、短時間で目標勾配を達成して現場での作業時間を節約します。さまざまな用途に合わせて、標準の2DシステムをCAT Grade with Advance 2Dまたは3Dにアップグレードすることができます
標準装備のGrade Assistにより、オペレータはレバー1本の操作の掘削で勾配上に無理なく簡単に留まることができます。Bucket Assistでは、斜面成形、整地、細かな表面仕上げ、溝堀りにおいて角度を自動的に維持できます。革新的なSwing Assistでは、トラックへの積込みや溝堀りに際して、油圧ショベルの旋回を所定の設定値で自動的に停止し、労力と燃料消費量を削減できます。Boom Assistを使用すれば、吊り作業や過酷な掘削でもトラックが地面から浮くことはありません。
CAT Payloadテクノロジは、走行時の計量により正確な積載目標を設定でき、過積載/過少積載を防いで効率を最大限に高めます。VisionLink®を使用すれば、企業はPayloadがリモートで収集したデータを通じて情報や生産目標にアクセスし、生産データをUSBスティックにダウンロードすることができます。
他に類をみない快適性と安全性
次世代型CAT 325油圧ショベルには、コンフォート、デラックス、プレミアムの、まったく新しい3つのキャブ設計が採用されています。ISO認証を受けたROPSキャブは、騒音が抑えられ密閉されており、自動室温制御機能を備えているため、厳しく過酷な作業条件における疲労、ストレス、騒音、温度からオペレータを最大限に保護します。
新しいCATモデルには、Bluetooth ®統合ラジオや、充電および携帯電話接続用のUSBポートも装備されています。背後や頭上、コンソールのスペースにゆとりがあり、オペレータは作業中も持ち物を安全に保管することができます。
標準装備のリア/サイドビューカメラ、窓、およびフロントが低い設計により作業領域が非常に見やすく、オペレータは常に周囲を意識することができます。オプションで360度の視界を確保する機能も用意されています。Lift Assistは、積載量が油圧ショベルの安全な作業範囲制限内にあることを音と表示によるアラートで伝えるため、転倒の回避に役立ちます。
メンテナンス間隔の同期
次世代型CAT 325油圧ショベルは、メンテナンス間隔を延長して同期させることにより、325Fに比べてメンテナンスコストを最大20%削減します。すべてのメンテナンスチェックポイントにグラウンドレベルからアクセスできるため、毎日のメンテナンス点検を迅速、容易かつ安全に行うことができます。オペレータは、キャブ内のモニタを使用して、フィルタの寿命やメンテナンス間隔を簡単に監視することができます。
フィルタの位置を集約することで整備時間が短縮されるだけでなく、油圧、空気、燃料タンクフィルタの容量が増加し、寿命が長くなります。新型の油圧ショベルには、以前のフィルタに比べ2倍のダスト保持容量を持つ先進的なエアフィルタも装備されています。
新しい次世代型CAT 325油圧ショベルの詳細については、最寄りのCatディーラにお問い合わせいただくか、www.cat.comをご覧ください。
エンジン |
CAT C4.4 |
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定格出力(グロス)、hp(kW) |
172 (128.5) |
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運転質量、lb(kg) |
49,604 (22 500) |
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最大掘削深さ、ft/in(mm) |
22’ (6 700) |
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最大床面掘削半径、ft/in(mm) |
32’ 1” (9 780) |
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最大ダンプ高さ、ft/in(mm) |
25’ 1” (9 780) |
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