日本リリース向け: 2014年11月
リリース番号: 564PR14
Cat® D6Tドーザは、過酷な押土作業に必要なパワーと表面仕上げ作業に必要な繊細なコントロール性能の両方を1台で併せ持つ機械です。日本2014年(Tier 4 Final)排出ガス規制に適合するD6Tの最新モデルは、汎用性を保ちつつも、容易な操作、燃料/流体類の効率向上、容易な整備を実現しています。
今回のD6Tには、Cat Kファミリのトラクタ・モデルで実証されている安定ブレード・コントロールが採用されています。このシステムがオペレータのブレード操作を瞬時に自動調整することで、オペレータは少ない労力で正確な仕上げ整地を行うことができます。また、経験の浅いオペレータでも、このシステムを使えば品質の高い仕上げ整地が可能です。選択可能な新しい電気-油圧式マップにより、オペレータはブレードの応答レベルを自分の好みに設定したり、作業の種類に合わせて機械を調整したりすることができます。
強化型オート・シフトにより、オペレータは作業に最適な走行速度を選択できます。負荷に基づき、一番効率が良いギヤが自動選択されるので、燃料消費量を抑えることができます。以前3速だったトランスミッションは、6速および9速に改良され、オペレータは高負荷作業でも低負荷作業でも、負荷に応じて最適な走行速度を保つことができるようになりました。強化型オート・シフトが作動しているときには、予めセットした前進/後進のギヤの範囲で、双方向シフト・システムがオペレータに代わってそれぞれのギヤを選択します。
D6Tには、出力154 kWのCat C9.3 ACERT™エンジンが採用されています。 定評あるCat排出ガス低減技術は、オペレータの特別な操作も必要なく、再生のために機械を止める必要もない仕様になっています。選択式触媒還元に使用するディーゼル排気液(DEF、Diesel Exhaust Fluid)は、燃料補給時に補充できるようになっていて便利です。日本2011年(Tier 4 Interim)規制のモデルを上回る燃料効率を備え、DEFを効率よく活用するD6Tは、流体類全体の効率が格段に向上しました。
D6Tには、Cat Connect LINKとGRADEテクノロジが採用され、それによって現場の効率を高めることができます。 Product Link™を使用すると機械の管理者は、無線で報告された位置、時間、燃料消費量、アイドル時間、イベント、診断コードなどの情報をオンラインのVisionLink®ユーザ・インターフェースで見ることができます。これによって、所有者は所有コストとオペレーティング・コストを削減することができます。Cat AccuGrade™はディーラ取付けの機械制御およびガイダンス・システムです。これによって、オペレータの生産性と精度は従来手法と比べて最大50 %も改善しています。
高い冷却能力を持つエア・コンを屋根に搭載した広々としたキャブは75 dB(A)と静かで、ステアリングと作業装置を容易に操作できる電気 - 油圧式ジョイスティックと、前後/左右の勾配率をリアルタイムで表示するインジケータを備えています。整備性もしやすいく、定期メンテナンス・ポイントに容易にアクセスできます。また、地上のサービス・センタからは、アワー・メータ、バッテリ・ディスコネクト、セコンダリ・エンジン・シャットダウンなどに容易にアクセスできます。D6Tにはリアビュー・カメラ・システムが備わり、また、再設計されたガード・レールと階段により、オペレータとサービス・メカニックの安全性が向上しています。
D6Tには、用途に合わせてXL、XW、LGPのコンフィギュレーションを選択できます。仕上げ整地用のXLに加え、廃棄物処理や林業向けの特別仕様の機械もご用意しています。D6T用のブレードには、セミユニバーサル、ストレート、埋立て用などがあります。可変ピッチ・パワー・アングル・チルト(VPAT、Variable Pitch Angle Tilt)ブレードは、ピッチの調整が可能で、角度やチルトも油圧で調整できます。トラック・シューおよび後部作業装置のオプションも作業に合わせて選択し、理想的な機械を構成することができます。 D6Tの詳細や他のCatドーザの情報については、www.cat.comをご覧ください。